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ニキビのメカニズム

肌を悩ませるニキビはどのようなメカニズムで起こるのでしょうか。
ここでは、ニキビ発症のメカニズムと、症状の進行に伴って変化していくニキビの種類について解説していきます。

ニキビは毛穴のつまりでできる

人間の肌の構造の1つに「皮脂腺」というものがあります。皮脂腺には、肌の水分蒸散を防いで潤いを保つ「皮脂」を分泌する役割があります。通常、分泌された皮脂は毛穴から肌の表面に出て、皮脂膜というものを生成し、肌の水分の蒸発を防いでいます。
しかし、過剰な皮脂の分泌やメイクの落とし残しなどが原因となって毛穴が詰まってしまうことで、分泌された皮脂が肌の表面に出されなくなってしまい、毛穴のなかに溜まってしまいます。やがて、毛穴の中の皮脂は「アクネ菌」という菌の温床になっていきます。アクネ菌は、通常害のない菌ですが、空気に触れない状況下だと、どんどん増えていき、ニキビになっていきます。また、ニキビが進行すると、アクネ菌が炎症や化膿の元となります。

ニキビには種類がある

ニキビの種類は、症状の進行速度によって「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」の4つに分けられます。それぞれどんなニキビなのか、またどんな症状なのか紹介していきます。

白ニキビ

白ニキビはニキビの中でも、初期にできるニキビなので、比較的早く改善させることが可能です。
毛穴の奥に皮脂がたまり、肌を押し上げることで、白くポツポツとしたニキビができることから、「白ニキビ」と言われています。白ニキビには、痒みや痛みは、まだありません。しかし、白ニキビの症状が悪化していくと、ニキビ自体が治りにくくなってしまうため、ニキビの早期改善を目指すのであれば、白ニキビの段階での改善が欠かせないでしょう。

黒ニキビ

白ニキビが悪化してしまったのが、黒ニキビです。毛穴が詰まり、奥に溜まった皮脂が、毛穴の開きにより空気に触れ、酸化することで黒くみえてしまいます。ニキビの箇所が黒くなってしまうことで、見た目の清潔感にも影響が出てしまいます。ただし、黒ニキビは、炎症がまだ起こっていないので、症状としては初期に分類されます。黒ニキビになってしまった場合は、それ以上症状が進行しないよう、注意しなければなりません。

赤ニキビ

赤ニキビは、炎症が起こってしまったニキビです。赤ニキビの炎症は、アクネ菌によって引き起こされます。アクネ菌は、正常な肌にもいるもので、空気に触れている分には何も起こりません。しかし、空気に触れなくなってしまった密閉された空間では、一気に増殖するという性質があります。
皮脂がたまってしまった毛穴というのは、たとえ、毛穴が開いても、皮脂が詰まっているので、空気に触れにくくなっています。そのため、「アクネ菌」をはじめとする細菌の温床になってしまいます。さらに、毛穴に溜まってしまった皮脂がどんどん腐ることで、「遊離脂肪酸」というものになり、増殖されたアクネ菌と結びつくことで、炎症の元となる物質ができてしまうことで、吹き出物のようにニキビ赤くなってしまいます。

黄ニキビ

黄ニキビは、ニキビの中でももっとも深刻な症状です。炎症が化膿し、黄色い膿が溜まってしまうことから黄ニキビと言われています。ニキビを治すために、膿を取り出さなければいけないので、治療に痛みが伴う場合があります。医療機関によっては、ピンセットで膿を取り出すこともあるようです。
また、黄ニキビになってしまうと、症状の進行度や治療の影響が原因で、ニキビが改善されても跡が残ってしまうことがあります。黄ニキビになる前に、一刻でも早く完治させることが重要です。ニキビができてしまったら、先延ばしにせず改善させるようにしましょう。

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